「茜月」 幼い頃にみた夢の 輝いたひとかけらが 写真のようにはらりと　心の奥に甦る 目の前の景色もいつか 長い月日が過ぎたら 懐かしく思いかえす　そんな時が来るのかな 朝と夜の中間地 空に浮かぶ茜月 陽にぬれた街を 忘れないでね　闇がつつみこんでも ほかの誰にも見えない わたしだけの宝物 目に映る景色 忘れたくない　街並みがかわっても ずっと やわらかな風の香りが 心を揺らして過ぎて 風車のようにふわりと 旅に出かけ　舞い戻る 夜と朝をくりかえし 姿隠す茜月 夕焼けをうけて 茜に染まる　ほんの刹那の時間 世界中に言いたくて わたしだけの物語 一瞬の奇跡 忘れたくない　長い時が経っても 空の月を追いかけても 掴まえることできなくて 刻々と姿をかえる　わたしの居場所 この世界ごと 朝と夜をくりかえし 姿隠す茜月 夕焼けをうけて 茜に染まる　ほんの刹那の時間 世界中に見せたくて わたしだけの宝物 一瞬の奇跡 忘れたくない　長い時が経っても ずっと