「はるしぐれ」 鳥がなく声も　風が吹く場所も ぜんぶ知っていたつもり いつか見た昨日　くりかえした今日 君がここに音づれるまでは 君と出逢えた奇跡が　あたりまえを飲みこんで 遠くへ　遠くへ　導いてくれるのだろうか 空を見上げた瞳に　そっとふれた春時雨 小さな　小さな　僕たちを光がみつけたように 僕をよぶ声も　君のいる場所も 春に色づいていける 夢に見た今日が　つづいていく明日 君のとなりを歩めるかぎり 君と出逢えた奇跡が　あたりまえと手をつなぎ 遠くへ　遠くへ　はばたいていけるのだろうか 君と出逢えた奇跡に　ふっと泣いた春時雨 小さな　小さな　僕たちに陽ざしがほほ笑むように 君と一緒に　もっと遠くへと　 小さな奇跡集めて　ずっと　ずっと 君と一緒に　もっと遠くへと　 小さな奇跡つないで　ずっと　ずっと